
コロナによって確実にインターネット、
AI の時代になり、人の生活様式も変わって
来ました。
うちのような飲食店の存在価値とは
何なのか・・・
ゆっくり頭を休めて、考えました。
「会う贅沢」
大好きなコピーライター、岩崎俊一の
コピーです。
5月に店主催のズーム飲み会をやった時に、
お客さんの何人かが「すぐに Kinaco に行きたく
なった」と言ってくれて、涙が出るほど
嬉しかったです。
これ、「正解!」ですよね。
幸い、そんなお客様たちの助けで、何とか
8月までやって来れました。
人の考え、価値はそれぞれなので、私や店に
対し、ご批判をいただく事もあります。
私の理想は、今年観た映画「ジョジョ・ラビット」
の母親役、スカーレット・ヨハンソンのように、
ナチス政権下でも明るく、生活を楽しみ、
弱者を命がけで守り、毅然として生きる人です。
そして、こんな時代だからこそ、冷静な目が
必要だと思います。
これだけいろんな意見のある中で、政府に
有利な情報しか流さない「テレビ」
「マスコミ」は死んだも同然と思います。
悲しいことに、「センメルヴェイス反射」と
言って、人間には少数派の意見を拒否し、
集団、多数派に従う、という本能があるそうです。
私は中国歴史小説が好きなので、国や時代が
違っても、人間の性(さが)は変わらず、
繰り返すのだと本から学びました。
With コロナ、After コロナの時代に、
飲食店は必要無いのかも知れません。
でも、「会う贅沢」は必要と考えます。
経営、形態など変わるにしても、「息抜きの
時間」「ホッとできる楽しい時間」「人と
生(なま)で話す場所」、を提供するのが
役目かな・・・と思っています。