
約7年前店を始めるにあたり、端からビール会社に電話を掛けました。
「7席の店を始めます」と言うと「そうですか」という返事。
サッポロビールの受付の方だけが「おめでとうございます」
と言ってくれました。
そして、サッポロの山崎さんだけが、すぐに飛んで来てください
ました。
その後も相談に乗ってくださったり、頼りになる酒屋さんを紹介
してくださったりと、親身という言葉がピッタリの対応でした。
私たちは世間で労働し、お金をいただいて生きていくわけ
ですが、ドライな関係だけでは生きていく意味がありません。
「大切なものは目に見えない」とサン=テグジュペリは言った
けれど、どうせなら心のある人と付き合いたい、そんな人から
物を買いたいと思います。
見えない想いはきっと味に繋がるはず。
山崎さんに恥ずかしくないよう、きちんと管理して、最高に美味しい
ビールをお客さんに飲んでもらいたいです。
山崎さんは栄転されましたが、ビールを注ぎながら懐かしく
思い出しています。
